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2009年1月12日 (月)

ヒューマンな自販機

五所川原のJR駅、みどりの窓口。
帰りの特急券を買うために一人立ち寄った。
時刻表を調べて、備付けの用紙に列車の番号と乗車駅、降車駅を記入。

駅員は3人いた。うち一人が窓口に座り、一人は奥で電話中。残る一人はまだ若いいかにも実直そうな駅員で、オーバーコートをしっかり着込み、一台だけある緑色の切符自販機の前から外をうかがっていた。お客はわたし一人。

「あの、乗車券は持っていますので、特急券だけお願いします」と言って、窓口の駅員に用紙を見せる。すると、駅員はそれを手にとりさっと見るや「あ、わかりました」 と、自販機前の若い駅員に渡してしまった。

「あ、そうか、自販機で買うのか」と私も自販機の前に進む。特急券の自販機は大きな駅には沢山あり、既に使い方はマスターしている。五所川原駅には1台しかないとことろをみると、最近導入したばかりなのだろうか。使い方がわからない人のために、駅員さんが親切に教えてくれるのだろう。

そんなことを思って用紙が返されるのを待っていると、その若い駅員さん、用紙を自販機の「読み取り台」の上に置いた。なるほど、この機械は私が使い慣れている切符自販機とはちょっと違うらしい。だって、仙台駅や名古屋駅の自販機には、「読み取り台」なんてないもんね。

「あ~、この特急は指定が満席ですね。自由で良いですか?」 

え?なに?今、おじさんの声? 

「あの、指定が満席ですので、自由でいいですか」と若い駅員。
え、全然良くないですけど。1日で五所川原から自宅に帰るんだから、全部座って行きたいよ、と思う気持ちとうらはらに、あのおじさんの声はなに??とまだ唖然としている私は思わず、
「あ、はい」
「あ、では、自由でいいそうです」と若い駅員。え?自販機に話しかけてる?

「はい、それでは料金10,610円です。まず、お札を入れて下さい」とまたおじさんの声。
すぐさま自販機のお札入れが点滅。
「では、お札をお願いします」と若い駅員。
私、訳もわからないまま、1万円札を投入。

「では、次にコインを入れて下さい」とまたおじさんの声。コイン入れがガーっと開く。
「では、コインをお願いします」と若い駅員。
またまた言うなりになって、コインを投入。

成り行きに呆然としていると、またすぐおじさんの声。
「ありがとうございました。切符をお取り下さい」
「え?はい?」 あ、切符が出てきた。
「切符をお取り下さい」と駅員のおにいさん。
「ありがとうございます」 って、一体、どうなってるの (◎_◎。)

もうこうなったら、聞くよりないよね。
「あのう、この自販機の声は一体どこからするんですか?」と、既にまた扉の外を眺め始めた若い駅員の背中に向かって聞いてみる。すると、振り向いたその人だけでなく、他の2人の駅員もどっと大笑い。
「あ、こういうの、初めてですか。やっぱり、珍しい?」と窓口の駅員。
「実は、盛岡なんですよ。」  

モリオカ?! 250kmも離れた、あの岩手県の盛岡??! (*'O')
なぜに~~???

大きいクエスチョンマークは残るものの、なかなか使い心地の良い自販機でした。何せ、読み取り台に原稿を置くだけであとは全部やってくれるんだもんね。こんな自販機なら、何度でも使いたい! ( ̄∇ ̄*)

Photo

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コメント

こんばんは♪何度もお邪魔しましたがコメント書くのは初めてです。この自販機、すごいですねー!なんか、所変われば自販機変わる、って感じでしょうか。面白い~

∑(゚∇゚|||)す、すごすぎ!
先日、どこの駅だったか、券売機で切符を買おうとしたら、にゅう~っと券売機から手が出てきて、目が点になった、ということがありました。あ、裏にいる人か、としばら~くして気がついたことを思い出して、「きっと裏に人がいるんだな、何をそんな手の込んだことを(*≧m≦*)ぷぷぷ。」・・・と思ったら!!も、盛岡!?
やってくれますね。五所川原駅。
さすが、ちょっと歩いただけで面白いことに会ってるkatyさんだ!

やいまの子ぶたさん、初めてのコメントありがとうございます!きいろさんも、こんにちは~。
かん太の事で頭がいっぱいで、お返事遅れてしまって失礼しました(^◇^;)

実は、この話しにはちょっぴり続きがあります。

いったん駅を出た私でしたが、やっぱり指定席がほしいと、再度緑の窓口に戻ったのです。若い駅員さんに特急券自由席の切符を渡すと、その駅員さん、すぐに切符を”読み取り台”に置いて「指定席が良いそうなのですが、一本後の列車ではどうですか?」と聞いてくれました。すると、ほんの数秒で例のおじさんの声。「あ、次ならありますよ。でも青森で待ち時間ができちゃいますけど、いいですか?」 なーんだ、次ならあるんだ。「大丈夫ですぅ」と答えると、盛岡からの声で「では、追加料金350円入れてくださいね」と聞こえて、コイン入れがガーっと開いたのでした。
このやりとりがあまりにも自然だったので、おじさんが実は自販機のすぐ後ろにいるんじゃないかって、思わず帰りに自販機の後ろをチェックしちゃいました(笑)

うふふ・・・
なんだかmikatyさんのその光景が目に浮かぶ(^^
名駅にはないけど、名鉄の無人駅にはあるんですよ、読取台。
それで、最寄の有人駅につながっていろいろやってくれるんです・・・実は(笑)

えーーーΣ( ̄▽ ̄;; 名鉄の無人駅にもあるの~~??!
名鉄、恐るべし!
いっぺん見に行きたいな(/o^∀^o)

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