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2018年8月31日 (金)

二つのお通夜

2日続けて、お通夜でした。

夏の終わりのこの時期、身体へのストレスはやっぱり大きいのかな。

1日目のお通夜は、かん太とも大の仲良し、トイプー・ココアの家の
おばあちゃん。

御年97才。

病院では心不全とされたようだけど、

当日も面会していたココアのママいわく、

「少し話すと、寝ちゃうの。

また目が開いて少し話すでしょ、また眠くなっちゃうのよ。」

そうして、夕方に旅立った。

前の日まで、川柳を詠み、お風呂に入り、笑っていたという。

とてもきれいなお顔だった。

大往生。

お通夜の席では、みんな楽しかった思い出を話して、
寂しくて泣いちゃって、

そしてまた話して、笑って、泣いて。

最後に、ありがとう!ありがとう♡ありがとう♪って口々に棺にむかって
声をかけた。

       

翌日のお通夜は、布団屋の旦那さん。

70才。

100才のおばあちゃんが健在だから、息子さんの訃報に誰もが声を失った。

お兄さん気質の素敵な人だった。

どうして急に亡くなったのかな。

聞くともなく聞いていたら、どうやら

胃がんの手術で取りきったと思っていたのに再発したとか。

その方の100才のお母さんと我が家のオオ母さんは、幼馴染じみ。

その二人が晩年、口をきかなくなったのは、

「うちのお袋の心無い言葉が原因で、あなたのお母さんを傷つけてしまったからだ」と

深々と頭を下げてくれた、

そのことが心に残っていると、サトさん。

まさかこんなに早く逝ってしまうなんて。

もともと花火師で、全国各地を回っていたとか。

電子制御になる前は、法被の下に花火の玉を抱くようにして

雨をよけたんだとか。

春にはとても元気で、町内会の仕事も引き受けてくれたのに、

ついこの間まで、離れのお母さんの家によく顔を出してたのに。。。

お通夜の席は、悲しみの場だった。

奥さんが見るからに力を失っていて、

消えてしまいそうなほどか細くなっていた。

棺の中のおじさまは、不思議と、むしろすっきりした様子。

最後まで力を尽くして、全てを受入れて亡くなったんだね。

「残された家族が、そんなに泣いてどうするんですか!

魂が、帰るべき場所に、帰れなくなります。

そうなったら、あなたのせいです!」

犬の小太郎が亡くなったとき、住職に叱られたことがよみがえる。

「おばさん、おじさんは、とってもがんばったんだね。

一生懸命生きたおじさんに、ありがとうと言おう。」

でも現実には、そんなこと、とても言えなかった。

思えば、実家の父親が亡くなったときの私もそうだった。

最後まで治療にこだわってしまった、家族。

父は、鼻から入れたチューブを嫌がった。

あらゆる管を取ってほしいと言った。

そうしてあげれば良かったと、後からどれだけ悔いたか。

退院できる希望がないなら、いっそ治療はせずに

快適に過ごすという選択肢を考える、というのは、最近の傾向。

父が亡くなった2002年は、まだまだ治療優位だったね。

お父さんが亡くなったときも、もっと心から「ありがとう」と言えたらよかった。

自分を責める気持ちが強くて、なんだか泣いてばかりだったよね。

がんばって、この世を生きて、亡くなった人達みんなに言いたいのです。

ありがとう。

あなたがいてくれて、良かった。

安心して、帰るべきところに、お帰り下さい。

そして、美しい高いところから、どうか私たちを見守っていてください。

全ての命に、幸あれ。

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